足の臭いを抑えるために昔から使用されている木酢液。
木酢液とは、製炭時に木炭と一緒に取れる液のことです。昔から炭と共に得られる木酢液は、様々な用途で使われています。
木酢液は殺菌効果が高く足の殺菌をしてくれるため、足の臭いにも効果を発揮してくれると言われています。木酢液から作った樹液シートを足の臭い対策に使う方もいますが、実際のところ木酢液は足の臭いにいいのでしょうか。
木酢液は足の臭いに効くの?
木酢液を足の臭い対策に使用する方法は簡単です。
①バケツなどに足が浸る量(4リットル程)の40~42℃くらいのお湯を入れる
②木酢液を30ml程いれる
③15~20分程両足を付ける
木酢液の殺菌効果で、爪の間の雑菌も殺菌することができ、足の臭いを防ぐという方法です。
フットバスで足の臭いを防ぐのは、洗うだけでは落ちにくい汚れも落とすことができ、リラックス効果もあるので、とても効果的な方法ではありますが、はじめて木酢液に挑戦する方には少々使いにくいかもしれません。
なぜ木酢液は足の臭い対策に使いにくいの?
木酢液は独特の匂いがします。
木炭を作った時の水分なので、原液は強烈な燻製のようないぶした香りがします。
もちろん原液のままは使いませんが、お湯に木酢液を入れる時や、フットバス中の湯気にかすかに香りが上がってくるので、この独特の香りが受け入れられないとかなり辛いです。
竹を使った竹酢液は木酢液に比べて若干香りがマイルドですが、やはり独特な匂いがします。
aseちゃんは、せっかくフットバスをするならば、気持ちもリラックスできる香りで足の殺菌をしたほうが良いと思っています。
ティートリーオイルを数滴入れたお湯でフットバスをするのでも、足の殺菌効果があります。また、そこにお気に入りの精油を1~2滴入れると香りも楽しめます。
木酢液を使うことには危険も潜む?
また、木酢液は農薬の代わりとしても使用されています。農薬指定されていないので「農薬」ではありませんが、農薬の代わりに使える程に強い成分でもあるのです。
天然成分だから安心という声もありますが、木酢液はしっかりした条件で生成されないと「毒」ともなります。
ホームセンターの園芸コーナーなどで購入できる安価な木酢液は、人の体に使うことは考えられていないため、条件を満たした製造方法では作られていないことが多いです。
そのため、木タールやメタノール、ホルムアルデヒドなどの有害物質を含んでいることも珍しくありません。これらの成分は発ガン性物質としても知られている物質ですね。
木酢液を足の臭い対策として使用する場合には、しっかりと原料や製造方法までオープンにしているものを選ばないと危険も潜んでいます。
まとめ
いかがでしたか?
木酢液で足の臭い対策をするというのは先人の知恵ではありますが、昔は良質な木炭をつくる副産物としても木酢液を大切に使っていましたが、今は安価で工業的に木酢液を作るようになりました。
市販の木酢液は人の体に使える品質レベルにないことも多いです。
木酢液の独特の香りと危険性を含む部分があることから、aseちゃん個人的な意見としては、足の臭いに木酢液を使用するのはリスクが高いと思っています。
安全性という面では、精油のフットバスと共に足の臭いに特化した制汗剤などを使用するのが良いと思います。今の制汗剤は、肌への安全性や優しさを重視しているものが多いので、肌が弱い方にも使いやすいと感じています。