手汗・足汗に悩んでいる日々を送っていると1度は考えたことがあるであろう疑問が、「手汗や足汗がひどくて一度病院にも行ってみたいけれど、いったい何かに行けばいいの?」というものではないでしょか。
今は手汗・足汗の治療を行ってくれる病院も増えています。
結論から言えば、手汗や足汗は主に皮膚科、美容形成外科、整形外科で治療が可能です。また、最近では、発汗専用外来がある病院もあります。
受診する科によって治療方法に違いがあるので、それぞれの科で主に行う治療方法も把握しておくと、どの科に行くべきかがわかりやすいですね。
病院のたらい回しに合わないためにも、しっかり治療法を把握してから病院に行きましょう。
手汗・足汗は何科でどんな治療を行ってくれるの?
皮膚科
一番身近で、通院のハードルが低いのが皮膚科ですね。
皮膚科では、薬物治療とイオンフォレーシスという治療をしている病院が多いです。
皮膚科で処方される手汗・足汗のお薬は、神経遮断薬や塩化アルミニウム外用制汗剤です。まずは薬物治療で様子をみる事が多いですね。
塩化アルミニウムは、市販の制汗剤にも配合されていることの多い成分です。
イオントフォレーシスとは、手や足を水道水に浸し、それに微弱電流を流し発生させた水素イオンが細胞に作用して汗を出さなくさせる治療です。手術と異なり麻酔なども必要ないので、気軽に行える治療です。
イオントフォレーシスは週1回程度の通院治療をして、 汗が少なくなってきたら2~3週間に1回程度の通院治療を継続します。一般的な治療回数は、個人差はありますが12回程度で汗の量が少なくなり、20回程度の治療で終了です。
イオントフォレーシスは、保険適応なので3割負担の場合1回660円程度(再診の場合)です。
通院が難しい方へは、イオントフォレーシス機器の購入をサポートしてくれる病院もありますので、病院で相談してみましょう。(機器は12万円程度のようです。)
整形外科
整形外科では主にETS手術(胸腔鏡下胸部交感神経遮断手術)という手術を行っています。
ETS手術とは、全身麻酔で直径3mmの胸腔鏡を用いる手術です。傷跡が小さいので目立ちにくく、手術時間も両手で10分~20分程度です。日帰り手術または1泊入院の手術です。
保険適応の手術ですので、3割負担の場合で約10万円程度です。
デメリットは、代償性発汗という後遺症が起こりやすいことです。代償性発汗とは、手や足の汗を止めたい部分以外の汗が増えるというものです。特に胸から下の汗の量が増えるようです。
また、手足の汗を止めたので常に乾燥するという症状がでることもあります。
まずは、皮膚科を受診して手術を希望することを伝えれば、ETS手術を行っている病院を紹介して下さいます。
発汗専門外来
これら全ての治療を、症状に合わせて行っている外来です。最近少しずつ増えてきていますが、まだまだ少ないのが現状です。
汗における総合的な治療をしてもらえます。近くに発汗専門外来をやっている病院があれば、まずは発汗専門外来に行けると良いですね。
美容形成外科
美容形成外科と効くと整形などのイメージがありますが、汗治療もしてもらえます。
美容形成外科では、最新の効果的な治療法なども取り入れていますので、お値段は張りますが効果の高い治療が受けられます。
主な治療は、ボトックス注射です。
注射をするだけなので、比較的簡単に手汗や足汗が抑えられるのが特徴です。また、皮膚科に治療に比べると何度も通院する必要がないので、なかなか時間が取れない場合も治療を始めやすいです。
効果は約6ヶ月程度持続します。
デメリットは、ボトックス注射は保険適応外なので費用がかかることです。病院にもよりますが、手汗・足汗の場合1回のボトックス注射で10万円程度します。
手汗・足汗が多い場合は病院を受診した方がいい?みんなどうしてる?
病院に行った場合、何科でどんな治療をしてくれるのか大体わかっていただけたと思いますが、実際に手汗や足汗で受診していいのか?どのレベルならば受診した方がいいのか?ってわかりにくいものです。
病院を受診する前のチェック項目をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
朝、目が覚めた時にも手汗や足汗が多い
あらゆる制汗剤を試したが効果が感じられない
家でリラックスしている時にも手汗・足汗をかいている
汗の臭いも気になる
生活に支障が出ている
いかがでしたか?
上記の5つ全てに当てはまった方は、1度病院に行ってみるのも1つの選択肢だと思います。ただ、5つ全てに当てはまったから病院に行かないと手汗・足汗が抑えられないか?と言えばそうではありません。
多くの場合、汗は心理的なものです。汗を気にすれば気にしただけ、汗をかきたくない場面で発汗するようになってしまいます。1番の手汗対策は開き直りとも言われるほど。
手術などは副作用もありますし、何より今の制汗剤は優秀ですので手汗用・足汗用の制汗剤を使ったことがない方は試してみてください。
制汗剤にもやはり相性があります。
わたしaseちゃんも、ドラッグストアの制汗剤を買いあさり、新製品の制汗剤が出れば試してきましたが、それぞれに特徴があり、それぞれにメリット・デメリットがありました。
汗もエチケットの1つと捉える人が多くなっているので私のように汗っかきの人には辛いご時世ですが、その分良い制汗剤もたくさん登場していますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
手汗・足汗で何かを受診すればよいかは、皮膚科、整形外科、美容形成外科で主な治療方法が異なりますので、あなたに合った治療法を行ってくれる科を受診すると良いですね。
日本は、新しい治療法に対する保険の認可がとても遅い国です。
それだけ慎重なのかもしれませんが、汗の悩みで辛い思いをしている方はとても多いのに、認可が遅いと有効な治療法を受ける機会が遠のいてしまいます。汗の悩みを解決できる治療方法が、保険適応で気軽に受けられるようになったら人生もっと楽しくなりますね。
ただ、病院を受診するのってかなり勇気のいることだと思います。
費用もかかりますし、副作用だってあります。できることならコソッと自宅で対策した方がストレスなく汗対策ができると思います。
今は多汗症が辛い症状であることが認識され、たくさんの制汗剤が開発されています。技術が進み、ひと昔前とは比べものにならないくらい市販の制汗剤の性能も上がってきています。
副作用覚悟の手術に踏み切るのは、優秀な制汗剤を試してみてからでも遅くはないのではないでしょうか。
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]
[…] 手汗・足汗がひどい場合は何科を受診すればいいの? […]